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Channel: 核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ
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『実業之日本』1918年1月号特集「軍国主義か平和主義か」 その3

 蜷川新右衛門の子孫(?)、法学博士蜷川新の論、「絶対的平和主義は望みなし」。  特集「軍国主義か平和主義か」の論者三人の中でただ一人平和主義を完全否定する論なのですが。 正直なところ、商会主や陸軍中将の論に比べてはるかに非論理的・非現実的です。 平和主義を望みなしとし、日本は軍国主義を取るべしと主張する、以下の論拠をご覧ください。   ※...

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蜷川新「私の歩んだ道」(1952)

 一九五二年八月二十日の日付がある、蜷川新の自伝、「私の歩んだ道」より。    ※  大正七年の春、日本赤十字社は、石黒社長の代理として石黒忠篤(いしぐろただあつ)氏を、私の大磯の私邸によこされた。そうして、日本赤十字社の顧問使として、ヨーロッパに行くことを申しこまれた。  (略)  第一次大戦の末期であったが、まだいずれの国でも、ドイツの敗北を予断する人はいなかった。 (引用者注...

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井原西鶴「筋目をつくり髭の男」(『武家義理物語』巻六 1688)

 岐阜中納言秀信公(織田信長の嫡孫、三法師の成人後の名)が出てくるので、1590年代の設定のようです。  ある場で一休の名僧ぶりが話題になり、ついでに蜷川新右衛門は文武の人との評判も出て。ある浪人が自分こそ新右衛門の孫の蜷川新九郎と名乗り出ました。武芸も歌道も大したことないのに評判になって、ついに秀信公に仕える身分に出世してしまいました。...

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大江健三郎「毛沢東と樺さんの死」(『世界の若者たち』 1961)

 史上最悪の独裁者、毛沢東との大江健三郎の会見記。  毛沢東が樺さん(安保デモでの犠牲者)の死に「深く激しい悲しみ」をその眼にうかべたこと、彼がいかに人間的な政治家であるかをえんえんと語っています。    ※...

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「希望の宇宙の」

 「僕等の明日の光の先の」という調子で、Jポップにありがちな単語をえんえんと「の」でつなげて歌う、『ギャグマンガ日和』のテーマソングの傑作です。作詞はもちろん増田こうすけ先生。  この歌を聞くと、「建設の発展の現在の時期の、中国の指導者の思想」というノーベル賞作家が書いた文の一節が、ギャグで書いているように思えてきます。冗談で済まされる問題ではないのですが。

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山本紀義「強いばかりが能じゃない―非殺傷兵器の現状と今後―」

 『波涛』2005年1月(通巻第176号)掲載。実に読みごたえのある論文でした。  刀剣・弓矢から核兵器に至る殺傷兵器(リーサルウェポン)に対して、最近実現しつつある非殺傷兵器(ノンリーサルウェポン)の現状を論じています。  傾向としては、以前紹介したテーザーやADTのような物理的非殺傷兵器から、電子的な非殺傷兵器へと移行していること、民間人を巻き添えにしない兵器が求められていること等です。...

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博士だけどクッキー焼くよ!

 まったく経験のない分野。どうなることか。

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明治SFの非殺傷兵器(矢野龍渓『報知異聞 浮城物語』(1890))

 明治23年の日本にも、文学作品を通して非殺傷兵器を考える思想が存在した、貴重な一例です。  大日本帝国からの独立を夢見る海上国家「海王丸」の面々。それぞれ軍事や科学の専門家ぞろいなのですが、中に機械と電気の専門家がいまして。以下、第十一回「新発明」より要約。...

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NEWS「ONE for the win」

 何気なく聞いていて「コスタ~リカ~♪」なんて名前が出るとびっくりするものです。  サッカーにはあまり興味はないのですが(長谷部選手の著書を読んだ程度です)、こういう前向きな歌を聞くと、一度ぐらいは観戦してみたくなります。監督問題ももめているようだし、日本サッカーがまた世界の舞台に出るのはいつになるかわかりませんが…。

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非殺傷兵器の問題点その1

 ぱっと思いつくだけでもいろいろあるのですが、まず一つ。  核兵器なんてのは結果が明らかに悲惨なだけに、それに対する嫌悪もまた大きく、結果的に戦争へのハードルを上げ、抑止力たりえる…という論があります(私はそれに疑問がありますが、それはそれとして)。  非殺傷兵器は見た目の印象が「きれい」なだけに、逆に戦争へのハードルを下げてしまうのではないか、という反対論が考えられます。...

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「泪のムコウ」(『機動戦士ガンダムOO』後期主題歌)

 武力をもって紛争に介入し、世界平和をめざす武装民間組織。ぶっそうな話ですが「ガンダム」シリーズの一作品です。放映当時(2007~2009)はガンダムどころじゃなかったので観てなかったのですが、最近その良さに気づき、ゲーム(『Gジェネ』)で追体験しているところです。そのきっかけとなったのが、このテーマソングでした。...

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防具軽視の風潮

 平和主義では無くコンピューターゲームの話です。とりあえずは。  初期の『ドラゴンクエスト』なんかでは、たいてい最初の街の人が「ぶきとぼうぐを わすれるなよっ!」とか教えてくれまして、武器(剣や槍)と防具(鎧や盾)はセットの存在だったわけです。...

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「非致死性兵器」で検索したら

 うかつにも、以下の2論文が未読でした。そして必読。 木村 潤一「イラストでよむ将来兵器!(第23回)化学原理を利用したこれが新しい非致死性兵器だ!」 『防衛技術ジャ-ナル』 27(2), 54-57, 2007-02 江畑 謙介「ボスニア配備「非致死性兵器」の効果」 『世界週報』 78(45), 42-43, 1997-12-09...

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非殺傷兵器の問題点その2

 非殺傷兵器の問題点その2として、自軍兵士の安全という点があげられそうです。  しろうとっぽい言い方ですみませんが、敵軍にしてみれば、通常兵器で武装した部隊よりも、非殺傷兵器しか持たない部隊のほうが「攻めやすい」と思うのです(なにしろ、自分や部下が殺傷される恐れはないわけですから)。...

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「生太刀」「生弓矢」

 『古事記』の大国主神話に出てくる、八十神を追い払った(←ここに注意)、「生太刀」「生弓矢」というのは、もしかしたら「生かす(=殺さない)太刀・弓矢」つまり非殺傷兵器のことだったりして。...

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『平家物語』巻第十一より「那須與一」

 昨日は非殺傷弓矢は無理があるとか書いてしまいましたが、日本古来の「鏑矢」(かぶらや。音を立てる矢)というものの存在を忘れていました。それなくしては成立しない『平家物語』の名場面も。...

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bird「髪をほどいて」

 前に、曲さえよければ歌詞はどうでもいいという趣旨を書いてしましましたが…私は「物語性のある歌詞」には弱いようです。  この歌も曲はもちろんすばらしいのですが、「ガジュマルの木の下」「テレパシーきかなくなる」といった独特の言葉選びが、なんかただのラブソングではない、不穏な印象を受けます。星新一っぽいというか、川端康成の『掌の小説』(それも残酷な結末のやつ)っぽいというか。

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今井正之助「「扇の的」考」(『日本文学』2014年5月号)

 「―「とし五十ばかりなる男」の射殺をめぐって―」との副題があります。与一の矢のごとく、私の問題意識をピンポイントに射ぬいてくれた論文です。...

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那須与一に射られた舞う男について

 何百何千という犠牲者が出ているはずの源平合戦で、なぜ彼だけを特別視するのか。平○盛といった固有名を持つわけでもないこの人物に。それだけの問題があると思えばこそです。先に引用した今井論では、与一が彼を射た心理を、「シュートを決めた直後に観客に乱入されて踊られ、晴れ舞台をだいなしにされたサッカー選手」にたとえています。...

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マルコ・ポーロ『東方見聞録』に描かれた日本

 黄金の国呼ばわりされていることは知られていても、そこから先の記述はあまり知られていないのではないでしょうか。今回、図書館で『平家物語』を入手しそびれたこともあり、こちらを紹介します。   ※...

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