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Channel: 核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ
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ひさしぶりに弦斎関係

 今年もまた、弦斎まつりの季節がめぐってきました。平塚市のサイトより転載。    ※  「第19回村井弦斎まつり」の開催日が決まりました    平成30年9月23日(日曜日・秋分の日)    午前10時~午後2時30分(予定) 小雨決行    村井弦斎公園(平塚市八重咲町22-5)    ※  休日だと国会図書館とのかけもちが出来ないので、今年は見送ることになりそうです。

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池上彰『これが「日本の民主主義」!』集英社 二〇一六

 デモクラシーについて根本から考えようと思い、読んでみました。が、戦後(特に平成以降)の話題がメインで、期待していた内容とは違うようでした。  「おわりに」にはこんな言葉が。「民主主義が日本にもたらされたのは、第二次世界大戦後のことでした」。矢野龍渓なんてなかった。一応、大正デモクラシーについては言及があります。  ないものねだりをしても仕方がありません。その四行後には使えそうな一節も。    ※...

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表世晩『明治社会思想と矢野龍渓の文学』(博士論文 二〇〇一)

 以前、『浮城物語』で発表した時にも参考にさせていただいたことがある、表世晩氏の学位論文です。  従来の説にあるように、『経国美談』は立憲改進党のイデオロギー的宣伝なのかと、物語がスパルタ王政制に対するセーベ共和制の勝利になっていること、過激な自由党左派も同作品を愛読していたこと、日本のみならず韓国や中国でも読まれていたことを例に挙げて反論なさっています(大意。二二ページより)。...

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矢野龍渓の「東京を自由都市に」計画

 龍渓という人が、「福沢の高弟」や「穏健な立憲改進党」という枠におさまらない、激しさを持っていたことを示す一例。明治一〇年、西南戦争の時の話です。    ※  かゝる時に於て、当時まだニ十歳代である先生の胸奥にひそむ革命的志士の熱血が湧き出ずにはゐない。...

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キャスティングボート

 『経国美談』後篇。阿善の国で、「純正党」(民主派)と「乱党」(平等派)が争った時の挿話。...

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民主主義と名のつく本を

 片っ端からリストアップしています。つかないけど関係ありそうなのも。

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矢野龍渓『報知異聞 浮城物語』中の国体問答

 今回は龍渓の第二作『浮城物語』から。  海外雄飛を夢見て日本を脱出した主人公一行は巡洋艦を奪取し、「浮城」と名付けたわけですが。  当然のように、立ち寄った港の税関でひっかかるわけですね。どこの国だと。  一行はかねてから用意していた「海王国」の名を答えるわけですが。    ※...

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たとえばJ・ランシエールなんかに依拠しちゃったりすると

 ランシエールの『民主主義への憎悪』あたりを参考文献にしたとしたら。  『経国美談』の主人公三人組がやってることはせいぜい、上からのポリス的統治であり。  乱民・暴民(と作中では名ざされる)計算外の者たち、分け前なき者たちの平等を叫ぶヘージアスの行動こそ、政治である、なんてことになりかねないわけで。  しませんけど。

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しかし『経国美談』のデモクラシーも

 確かに「人民に政権」と書いてデモクラシーとふりがなした箇所はありますが。  実際に政治を動かしてるのは、主人公三人を中心とする「名士」たちであって、名も知れない民衆の動向がつかみづらい、という批判は考えられます。  たまに民衆が出て来たと思ったら、「乱民」「暴民」扱いだし。...

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街道をゆく。

 有名歴史作家の紀行文ではなく、今作成中のTRPGのシナリオです。  ダンジョンではなく、街道・草原・森林・山岳といった屋外で、どれだけバリエーションに満ちたドラマを作り出せるか。といったことを念頭においてます。  『経国美談』からの影響は受けてますが、逆方向のフィードバックはなさそうです。

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「民主主義」「デモクラシー」と名のつく論をかたっぱしから

 コピーしてきたわけですが。正直混乱気味です。  「多数者の専制をいかにして防ぐか」といったあたりの問題意識を軸に、明日整理してみようと思います。  

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アルキビアデースとペリクレースの対話―多数者の専制をめぐって

 クセノフォーン『ソークラテースの思い出』(岩波文庫 一九五三 原著は紀元前三八五年頃)より。  今回は長音あり表記で。『経国美談』よりも古い時代ですが、ヘージアスのモデルはアルキビアデースだという説もあり、まんざら無関係な話ではありません。  では、アルキビアデース(アテーナイ崩壊期の指導者)と、ペリクレース(アテーナイ全盛期の指導者。パルテノン神殿を建てた人)、新旧リーダーの対談を。    ※...

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シャンタル・ムフ『民主主義の逆説』(以文社 二〇〇六)

 「アレント、ムフ、ランシエール」という副題の論文が見つかり、にわかにやる気が出ております。理論苦手の私ですが、今回の『経国美談』論ではそのあたりを避けて通れないので。  で、シャンタル・ムフの民主主義観のあらましを。『民主主義の逆説』第4章「闘技的民主主義モデルのために」あたりから。  前にも書きましたが、「討議」ではなく「闘技」です。民主主義とは闘いです。ただしルール無用のデスマッチではなく。...

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民主主義者カリストラチウス

 矢野龍渓『経国美談』中にも、ムフ的な闘技的民主主義の体現者がいないもんかと探したら。  それに近い人が見つかりました。『経国美談』後篇の登場人物、阿善(アゼン)純正党の若手政治家、カリストラチウス。平等主義者ヘージアスに対する批判者として登場します。...

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「慶子、クビだ!ん?」

 全国の慶子さんごめんなさい。というわけで、今回はらちもない雑文にします。    ムフは「シュミットとともに、シュミットに抗して」という言い方をしているそうですけど、謙遜に過ぎる気がします。シュミットの「友/敵」論とムフの「対抗者」論では、『ドラゴンボール』初期に例えれば、ピッコロ大魔王とマジュニア選手ぐらい違います。「ピッコロさん」「神コロさま」は単なる「友」なので、また別の話で。...

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福地桜痴論、残念ながら不採用でした。

 書庫「近代化言説」は、「福地桜痴」と改名して残しておくことにします。  『空中征服』論の時のように、再起の機会があることを信じて。

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トクヴィル『アメリカにおけるデモクラシーについて』(原著一八三五)

 松本重治責任編集『世界の名著 33 フランクリン ジェファソン ハミルトン ジェイ マディソン トクヴィル』(中央公論社 一九七〇)より。  デモクラシー論の古典ということで読んでみたのですが、私には難解でした。論文の締め切りが迫っていることもあり、気になっている「多数者の専制」に関する部分だけを書き写しておくのみにとどめます。    ※...

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峻別しない。

 「世界は一家、人類はみな兄弟」的な思想は、どうも私にはなじめないものがあります。  (毛沢東やポルポトを兄弟とみなせるでしょうか?)  かといって、友と敵を峻別するシュミット的な思想は、平和主義者である私にはもっと受け入れがたいものです。「敵は殲滅してもよい」という思想の果てにあるのは、自らを毛沢東やポルポトと同レベルに落とすものです。...

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次にムフを読む時は。

 以下の点に注意して読んでくるつもりです。 ・闘技的民主主義のルールを守らない者(独裁国家・テロリスト・重犯罪者・カルト宗教等)にどう対処するか? ・闘技的民主主義のルールを守れない者(幼児・新生児等)に対しては? ・ムフは平和主義をどう考えているか?闘技的民主主義と両立するものかどうか。  ……とりあえずは、こんなところでしょうか。...

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時代劇固有名作成ツール

 1980年代のTRPG雑誌『ウォーロック』を閲覧して、『時代劇の渦』という記事に再会しまして。  本来は16世紀イギリスを舞台にした『混沌の渦』を、テレビでおなじみの時代劇におきかえたシステムです。職業と薬草のルールと種類が異常に多い、『混沌の渦』の長所が生かされてました。...

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