時代劇事件帳
やりだすと、止まらなくなるのが悪い癖。 『時代劇の渦』に限らず使えます。サイコロ1個を2回ふるか自由選択で。 ヤクザやすりの戦闘力はゴブリン程度で。 1(早朝) 1 「ちゅちゅ、ちゅん」と雀が鳴く。 2 「土左衛門だ~」と声がする。 3 「行き倒れだ~」 4 「辻斬りだ~」 5 「親分、て~へんだ~」と子分が走る。 6 立札の前に人々が群がる。人相書きらしい。 2(朝) 1...
View ArticleSF事件表
やってみて、センスオブワンダーのなさを実感しました。どっかで拾ったようなネタばかりで恐縮です。 ふつうのサイコロ1個を2回ふるか自由選択で。たいていのTRPGに流用可能なはず。 1(近未来) 以下、すべてROC。 1 「うい~ん」とエアカーが走る。 2 錠剤型の食事が出る(味は多様)。 3 体内に端末うめこみは常識。 4 義体化、ネット空間へのダイブも常識。 5...
View Article柳田泉の『経国美談』観、共和政治について
立憲改進党が君主制を提唱していたにも関わらず、矢野龍渓が『経国美談』で描いたのは共和制であった、という問題について、柳田泉はこう書いています。 ※...
View Articleジャーナリズムはデモクラシーをどう受け止めたか。
……という一節を設けようと思ったのですが。 確かに『経国美談』の各回末には成島柳北・栗本鋤雲ら当代有数のジャーナリストが評を載せているのですが。伏線がどうとか文章がどうとかいう技術批評がほぼすべてでして、『経国美談』が提起しているデモクラシーについての評は見出せませんでした。 今回、受容については論じないことにします。
View Article「話せばわかる」でも「問答無用」でもなく―我がムフ読解
あくまでも、「私はムフをこう読んだ」というレベルの話ですが。 「話し合えばみんなわかりあえる」というハーバーマス的な民主主義観は、ムフにとっては楽観的にすぎるわけです。話し合ってもわかりあえない、「われわれ」に還元されない異質な他者というのは実在するのです。...
View Articleほぼ完。
論文の筋はまとまりましたが、今回から注などのフォーマットを変えたので、仕上げに数日かかりそうです。 今回の脳内BGMは、「金太の大冒険」の替え歌で。「慶子、クビだ!ん? 慶子、クビだ!ん? けいこくびだ~ん」とエンドレスで流れてます。慶子さんごめんなさい。 気分転換にアナグラムとかも考えたのですが「小池君だ!ビ~」が限界のようです。なぜビームを撃つ。小池君にもごめんなさい。...
View Article次は何をしたものか。
「将軍」論は書く気にならないし、「小さな王国」論は載る気がしないし。 すこし休んで新たな題材を探そうと思います。一応、今年中にもう一本は論文を書くつもりです。
View Article今日はぼんやり考えた。
ムフの「対抗者」概念が私を二十年ごしの苦悩から解放してくれたことは前にも述べましたが、人類にとっては二千四百年ごしの転機となるかもと、なかば真剣に考えています。...
View Article今夜もぼんやり考える。
批判するのに検索で済ますのもどうかと思ったので、本棚の奥から引っ張り出してきました。 「マタイによる福音書」の5章。 ※ 43 『自分の隣人を愛し、自分の敵を憎め。』と言われたのを、あなたがたは聞いています。 44 しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。 (日本聖書刊行会『新改訳 聖書』 一九七三) ※...
View Article二千四百年ごしの転機となるか。
二回に渡ってムフを持ち上げて来たわけですが、道は遠いようです。 ムフ自身の書き方が挑発的というか、「話せばわかる」主義者にことさらに喧嘩を(闘技を?)売るような文体をしていまして、反発を覚える人も多いようです。...
View Article汎用迷路作成ツール「とことんトンネル」
サイコロをふって迷路を作成するツールは今までに何度が作ってきましたが、今回はシンプルなやつを。 入口部屋は三方向に出口がある。 それ以降は1ブロック(通路の幅と同じ距離)ごとに1d6をふって地形を決める。 1 1直線に通路が続いている。 2 2方向に分かれている(T字路)。 3 3方向に分かれている(十字路)。 4 右手に部屋。通路は先に続いている。 5 左手に部屋。通路は先に続いている。 6...
View Articleデリダ『友愛のポリティックス』1・2(予告)
実のところ、私はデリダを読んで腑に落ちたためしが一度もないのですが。 今の問題意識からすると、避けては通れない本のようです。 果たしてムフの時のように、現代思想開眼の契機となるか、やっぱりデリダは思わせぶりとはぐらかしの天才にすぎなかったと失望するはめになるか。
View Articleとらぬタヌキの高揚感。
今年度はボツ論文1本を出しただけだというのに、何かやりとげたような気分になっているのは困ったものです。ムフと出会えたおかげでしょうか。 今年末までにはもう1本書きたいものですが、テーマが決まらないのも困りものです。雑誌の特集に合わせる癖がついてしまったのでしょうか。 困ったものとか書きながら、心理的には困った気分でないのも問題です。
View Article赤と白の積分。
論文のことは忘れると宣言したその夜に、論文合評会の夢を見ました。 なぜか私は「赤と白の積分」という口語詩(!)を書いたことになっていまして。思い出すダニ恥ずかしい気分です。 この前書いた論文が、赤(平等主義)と白(デモクラシー)の相克を扱ってると言えなくもありませんが。あんなのはポエムにすぎないという自嘲でしょうか。しかしなぜ積分。...
View Article久しぶりに村井弦斎について
木下尚江、矢野龍渓、福地桜痴と並んで、村井弦斎は私にとって重要な作家の一人です。 にも関わらず弦斎についての論文を一本も通せずにいるのは、研究者として忸怩たるものがあります。 いつかはと思っているのですが、今現在の関心事(ムフの闘技的民主主義)とうまく重ならなくて。...
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