江見水蔭『自己中心 明治文壇史』(1912)
まだ小ネタが残ってました。 江見水蔭『明治文壇史』の明治三十二年(1899)の項より。 ※ 新年からは『空中飛行器』といふ小説を掲載し始めた。飛行機を器と書くほど、其方の知識には幼稚であつたが、それでも其時代としては非常に珍しい題材として歓迎された。(恐らく日本に於ける飛行機小説の最初の物であらう。) (292ページ 「器」の字の横には▲、「機」の横には△の記号あり) ※...
View Article文士内閣見立(江見水蔭『自己中心 明治文壇史』(1912)より)
1900(明治33)年、『函館日日新聞』に掲載、週刊『太平洋』第六号(2月5日)に転載、だそうです(いずれも未見)。 内閣総理大臣兼大蔵大臣 紅葉 外務大臣 鷗外 内務大臣 柳浪 宮内大臣 眉山 海軍大臣 水蔭 陸軍大臣 露伴 文部大臣 逍遥 司法大臣 忍月 農商務大臣...
View Articleザミャーチン『われら』(川端香男里訳 講談社 1970 原著1924)
ああ、あのマスクして上半分だけメイクする人。それざわちん。ザミャーチン(1884~1937)の『われら』は、レーニン政権下ソ連の独裁体制を風刺したSFです。 ゴドワロワ氏の論文に、『三十年後』との比較でこの作品がとりあげられていたので、つい手を出してみました。...
View Article『三十年後』と『われら』
あまり似ているとは思えない二作品ですが、共通点をあげるとすれば、単独の「われ」であることからの逃走、といったところでしょうか。 レーニン政権下のソ連をモデルにした『われら』の未来社会では、個人が「われ」としての意識を持つことは否定され、男女を問わずD1号だのO7号だのといったコードネームで呼ばれることになり、「単一国」国民の大多数はそれに満足しています。...
View Article弦斎クイズ!
弦斎まつり公式サイトより転載。 (http://muraigensai.com/gensaimaturi/quiz.html) ※ 弦斎クイズ問題 問題1 弦斎は明治33年に尾崎多嘉子と結婚し、後藤象次郎伯の別荘に住みました。その地はどこでしょう。 1.大磯 2.サンフランシスコ 3.札幌 問題2...
View Article具体的に手順を説明すると
フライパンの代わりにホットプレートを使い、160度以下で予熱。 おたま一杯分のクレープ材料を注ぎ、おたまの底で手早く薄く広げる。 つまようじか菜箸で固まり具合を確認した後、破れないよう慎重に裏返す。 ハム・チーズ・レタスをはさんで巻く。 …といった手順でした。また練習してみます。
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