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Channel: 核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ
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ペレツ・キドロン編 田中好子訳『イスラエル 兵役拒否者からの手紙』(NHK出版 2003)

 「平和主義なんて言ってるのは平和ボケした日本人だけ」と思ってる方も多いようですが、そんなことはありません。おそらくは世界で最も平和ボケと無縁な地イスラエルにも、暴力を拒否する人々はいるのです。...

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アクロイド天和(クリスティ『アクロイド殺人事件』中村能三訳 新潮文庫 1988)

 小学生のころ読んだ推理クイズ本のせいで、私はすでにこの推理小説の犯人を知っています。 にもかかわらずこんな古典中の古典を読み始めたのは、別にテクスト論や語り論のネタにしたいわけではなく、おそらく英文学史上最古という麻雀シーンがめあてです。 原著は1926年刊行。以下、新潮文庫版の中村能三氏訳にて引用。    ※...

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明治時代の新聞が予想した100年後の未来wwwww

 2ちゃんねるまとめサイト「あじゃじゃしたー」様より。 http://blog.livedoor.jp/chihhylove/archives/7912367.html   ※ 1901(明治34)年「報知新聞」 無線電話で海外の友人と話ができる いながらにして遠距離のカラー写真が手に入る 野獣が絶滅する サハラ砂漠が緑化して文明がアジア・アフリカに移る 7日で世界一周ができるようになる...

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ああ、博士号と割烹着のイメージが

 二つまとめて下落しています。割烹着はまだしも、博士の価値がこれ以上下がってもらっては困るので、徹底的に調査して真相を明らかにしてもらいたいところです。

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わが博論コピペの痕跡

 こっちは大丈夫だろ~な~と読み返したら、59ページ(60/116)の3行目に、「今回の発表で扱う」の1節が。 学会発表のレジュメを使いまわしたのがばればれです。初出は届け出てあるし、博士論文全体の流れに組み込んであるので、倫理上の問題はない、と思うのですが。みっともないのは確かです。

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真珠の小箱

 日曜日の朝といえば、昔はこれを観る(というより、あのBGMを聴く)のが楽しみだったものです。以下、ウィキペディアより番組の概要を。      ※毎日放送(MBS)製作・近畿日本鉄道提供で1959年3月6日から2004年3月27日まで、45年間放送された教養系紀行番組。   ※...

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村井弦斎『子宝』(『婦人世界』1912(明治45)年1月号~1913(大正2)年12月号)

 ひとまず「平和主義全般」の項に分類しておきましたが、日露戦争や日清戦争への直接的な批判があるわけではありません。物語の大半は嫁姑戦争…というと不謹慎ですが、「悪意ある他者と、いかに非暴力の精神で共存していくか」といった主題です。 (一時中断)

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村井弦斎『子宝』中の放生会

 養子に行った少年の葛藤、という点など、『子宝』は弦斎の代表作の一つ『釣道楽』と多くの共通点を持つのですが、違う点もあります。たとえば動物と人間の関係について。 お瀧のいけずっぷりに苦しめられた末、ついに大病を患った喜代子。漁師出身の夫源次は、回復祈願として、鰻(うなぎ)屋の鰻を助けて川に放してやろうとします。喜代子の兄で源次の幼馴染敏雄は、「鰻を川へ放して何の効能があるか」と怪しみますが…。...

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『小説 子宝 後編』(『婦人世界』1914(大正3)年1月号)

 危機を乗り越えた源次・喜代子夫妻のその後が、さし絵つき年表形式で語られます。『武士沢レシーブ』の最終回みたいな感じで。  一年後 男子出生 二年後 源次慈善病院を設立し房子献身的に働く 大磯分院 五年後 源次洋行して帰り一大工場を創立す 六年後 源次の所有せる鉱山にラジウム発見され梅岡理学士急行 七年後 梅岡男爵女学校を設立し体育を重じ健康なる女子を養成す 九年後...

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村井弦斎「里親」(『婦人世界』1914(大正3)年1月号)

 『小説 子宝 後編』と同じ号に掲載された読み切り短編です。『子宝』に続き、養子(厳密には里子)の葛藤がテーマです。 例によってあらすじを兼ねた登場人物紹介を。  白石勘作 妻に先立たれ、子供を里子に出した。後に米国で成功し寛太を引き取りに来る。 その妻   日系二世。勘作の後妻となり共に来日。 猪俣清次 寛太の里親。妻とともに「寛太を絶愛してゐる」ため、勘作に返すのを拒絶する。 寛太...

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ジョージ・オーシロ『新渡戸稲造―国際主義の開拓者』(中央大学出版部 1992)

 第一次世界大戦期の『婦人世界』を読んでいると、村井弦斎と同じくらいの頻度で新渡戸稲造が婦人向け記事を書いています。そんな新渡戸の戦争観やいかに。 著者は日系ハワイ3世の日本研究家。「推薦のことば」に「新渡戸の肖像が新五千円札に使われることが決まり」とあるのがちょっと時代を感じさせます。樋口一葉の前任者、あにの丸メガネ氏をご記憶でしょうか。 以下は第4章「栄達...

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『ドラゴンボールZ 神と神 特別版』(2013)

 これこそ鳥山明!という魅力につまった作品でした。 悟空もベジータもかなわない最強の敵に、じゃんけんで勝負を挑むウーロン。 「あいつはおまえをチョキしか出せないブタだと思っている。でもおまえはブタ人間じゃないか。パーを出せば勝てる!」 というヤムチャの作戦もむなしく、相手に丸聞こえでした。初期ドラゴンボールや『Drスランプ』の頃のユーモア感覚です。...

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第一次大戦期『婦人世界』誌の四コマ漫画広告

 田の字形のコマ割りで、右上→右下→左上→左下の順に番号が振ってあります。 以下、カタカナ表記を漢字かな混じり表記に改めました。  1コマ目 大国主命「何をそんなに泣くのだ。またワニザメと喧嘩したのか」        ウサギ「いいえ、今度は違います」 2コマ目 大国主命「食べ過ぎてお腹が痛いのか。この薬を飲んでごらん」 3コマ目 大国主命「どうだい気分は?」...

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「MOCO’Sキッチン」

 この時間になるとつい観てしまいます。速水もこみちこそ現代のお登和嬢です。オリーブ油万能説。

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第一次世界大戦時の『婦人世界』目次

 『婦人世界』1914年10月号の「記事」欄より。記号や「…」の数は一部省略しました。  戦時における日本婦人の覚悟…下田歌子(二) 慈悲の女神………………………前田雪子(一〇) 欧州交戦国の婦人の気風………蜷川 新(一一) 世界奇聞……………………………………(一八) 子供の戦争遊びと軍歌…………岸邊福雄(二〇) 世界大戦乱の裏面………………一記者(二六)...

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下田歌子「戦時における日本婦人の覚悟」(『婦人世界』1914年10月号)

 今から百年前の、婦人雑誌の巻頭論文です。これだけが特に扇動的というわけではなく、サンプルとしての引用であることをお断りしておきます。   ※ 空中には、飛行機といひ、飛行船といひ、最新文明の利器を以て縦横に威力を逞しうしてゐると承はります。海には幾百千の軍艦が、これまた文明社会のなし得る凡ての利器を備へて攻撃防禦に力(つと)め、水底深く潜水艇をくぐらせて、敵艦を爆発しようとしております。...

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一記者「弦斎夫人の家庭叢談」(『婦人世界』1914年10月号)

 下田歌子の「戦時における日本婦人の覚悟」と同じ号に掲載された、村井多嘉子夫人の連載記事です。...

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『食道楽』におけるオレーフの価格

 弦斎’Sキッチンにオリーブオイルは出てきたかどうか。確か「オレーフ」表記だったようなと思って巻末付録を見たら、  「オレーフ 塩煮オレーフ 一瓶 六十五銭」(『食道楽(上)』岩波文庫 2005 原著1903 558ページ)  とありました。サラダオイルが一瓶一円二十銭、各種バターが一斤(600g)あたり四十銭~一円三十五銭。食用油は全体的に高価です。  

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村井弦斎『関東武士』(1894(明治27)年刊行)

 あらためて、黒岩比佐子さんとはもっと早くお会いして教えを乞いたかったと、つくづく思います。 この『関東武士』も、下記のブログを拝見しなければ見逃すところでした。  http://blog.livedoor.jp/hisako9618/archives/27725498.html  以下、あらすじを引用させていただきます。    ※...

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サザエさん「名探偵ホリカワくん」(予告)

 今回、ワカメちゃんを長女だと思っていたことが判明したホリカワくん。じゃあサザエさんが何者なのかについては、考えたこともなかったそうです。そんなホリカワくんに来週も期待。

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