当ブログでたびたび紹介してきた伊勢崎賢治氏と、東京外国語大学で『平和構築・紛争予防コース』を教えていらっしゃる伊藤剛氏の対談です。
http://synodos.jp/international/11835/2
タイトルはじめ含蓄に富む意見が多いのですが、特に伊藤氏の以下の発言は考えさせられました。
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戦争のイメージはかなりの部分で共通しています。試しにGoogleなどの画像検索で「war」という単語を入れて見てください。戦車があったり、人が死んでいたり、いわゆるぼくたちの抱く「戦争」のイメージと重なると思います。でも、「Peace」で画像検索してみると、曖昧な画像ばかりが出てきます。よく分からない平和のマークだったり、青空だったり、かなり抽象的なものばかりですよね。
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確かに、平和主義ってやつは吸引力に欠けます。イスラム国と比べてさえも。
戦争を引き起こした後鳥羽院は悲劇の人みたいに持ち上げられているのに、戦争を止めようとした土御門院の知名度のなさといったら。
では私にとっての「平和」を一枚の画像で表すとしたら、やっぱり↑でしょうか。
暗闇の中でも己の道を見失わない、静かな気概。…セクシーでしょうか。ぼんやりしてるように見えるかも知れません。