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Channel: 核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ
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『別冊歴史読本 日本海軍軍艦総覧』 新人物往来社 1997

 11月23日に続き、また軍艦本に手を出してしまいました。 本来の目的を忘れないうちに、戦艦富士の項を書き写しておきます。 排水量が12、649トンと書かれている以外は(『連合艦隊 上巻』では常備排水量12、533トンとありました。誤差の範囲内でしょう)、スペックは以前の記述と同じです。今回は日露戦争後の「富士」の行く末を。    ※...

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村井弦斎『日の出島』「富士の巻」その6

 (予定。ちょい後回し)

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『アンクル・トムの小屋』「第十七章 自由人の防御」における暴力

 ストウ夫人著 大橋吉之輔訳 『アンクル・トムの小屋(上)』旺文社文庫 1982。 奴隷解放のための暴力という問題について、ストウ夫人はどう考えていたか。その回答です。 (回答の一つ、というべきかもしれません。この挿話がすべてではないので) カナダへの逃避行を続ける混血児ジョージ・ハリスと逃亡奴隷一行に、警官と賞金稼ぎの一団が迫ります。...

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村井弦斎『食道楽 続編』の索引

 あまり話題にならないのですが、『食道楽』には本編とほぼ同じ長さの続編がありまして。 で、こちらにも本編と同様、「冬の巻」の末尾に料理索引がついています。 もしかしたら、「ハモニカ」とか「焼氷」とか「シベリア」があるかと思ったのですがありませんでした。まあ、『日の出島』が片付いたらぼちぼち読んでみます。

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武田尚子『チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石』中公新書 2010

  19世紀後半の、「食べる」チョコレートの開発と普及について調べてみました。 以下、年表形式で要約します。 1847年 湯や水に溶いて飲むのではなく、そのまま食べる「チョコレート」が誕生(85p)1876年 アンリ・ネスレ、現在のものに近いミルク・チョコレートを開発(92p)1878年 日本ではじめてチョコレートが製造・販売された(118p)同12月24日...

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サザエさん「戸じまり用心」

 ほっかむりにふろしき姿のドロボー出現。しかもCV若本規夫。  原作でもドロボーネタは名作の宝庫なのですが、いい感じにアレンジされてました。  ドロボーを目撃して「はくちゅう強盗だ!」と叫ぶカツオに、「いまは夜だ。そんなことだから成績が」とながなが説教を始める波平。そんな家風だから・・・。

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サザエさん「キレイになりたい」

 あの髪型をやめたサザエさんは、もはやサザエさんではないのです。  茶髪に貞子にモナリザ。どれひとつとして似合いません。  美容院で何と言って注文しているのか気になるところです。  

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村井弦斎『日の出島』「新高の巻」その0

 正直、この巻は飛ばそうか迷っています。  巻名の通り、富士よりも高い、大日本帝国で一番高い山に登る話です。  善意と人道主義に満ちあふれた帝国主義というのは、そうでない帝国主義よりましなのでしょうか?反語ではなく疑問形です。  この巻について語るにしても、最低限、ありがちなポストコロニアル的結論に陥るのは避けたいと思ってはいます。植民地政策賛美はなおさら避けたいと思っています。  ・・・書けないやん。

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『食道楽 続編』「春の巻」 「第八十七 チヨコレート」

 書けそうな所から先に片付けておきます。チョコレートに入れる砂糖だって、大日本帝国の植民地政策と関係大ありなのは承知の上で。  飲み物としての「チヨコレート」の製法を聞かれたお登和嬢。      ※...

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八杉佳穂「チョコレートの歴史 : 飲み物から食べ物へ」(『てんとう虫』 43(2), 26-29, 2011-02-01)

 例によって、CiNiiに本文ありの読み物です。  4ページ目にCHOCOLAT MENIERのポスターが転載されています。  「19世紀のフランスのポスター。女の子が手にしているのは固形チョコレートのよう。食べ物となることで大きな変化を迎えた。」とのことです。  確かに壁に板チョコらしきもので「CHOCOLAT MENIER MENIER」と落書きをしている構図です。...

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オマージュなどしない

 昨今の苦々しい風潮の一つに、「オマージュ」と称して先人のアイディアをなぞる、というものがあります。  無断盗用よりはずっとましなのですが、プロの創作者としては安易な行為だと思います。本当に過去の偉大な創作者に敬意を払うなら、表面ではなく、創作に費やしたエネルギーをこそ模倣すべきだと思うのです。...

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日本社会文学会 2014年度春季発表者募集

 同会公式サイトより転載。    ※  2014年度春季大会研究発表募集   2014年度春季大会テーマ「グローバルアジアと社会文学――歴史から未来へ」に関わる研究発表を募集します。発表を希望される方は、2014年3月15日必着で、運営委員会宛に発表題目と発表要旨(400字程度)をお送りください(Eメール応募可)。採否につきましては、4月初旬にお知らせいたします。...

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「御馳走なさい」

 村井弦斎『食道楽 続篇』「春の巻」はしがきより。  家庭の幸福を長く保つにはという問いに、答えは一言「御馳走なさい」だったという小話が、西洋にあるそうです。  「嫁のメシがまずい」スレの乱立ぶりを見ていると、うなずける気もします。  後段では、多嘉子夫人に、「君は実に我家のお登和嬢たり」と賛辞を捧げたりもしています。これは「御馳走さま」・・・って死語ですね。...

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村井弦斎『食道楽 続篇』「春の巻」 「第八十一 石の吸物」

 『食道楽 続篇』は、岩波文庫からの復刻はまずないだろうし、私もあの戦勝ムードに浮かれた冒頭部分は高く評価できませんでしたが、捨てるには惜しい話もありまして。  この「石の吸物」なんかは、『食道楽』正続きっての珍料理です。  茶の会の流行する名古屋で、ある金満家が茶人仲間を招いて出した御馳走とは。      ※...

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村井弦斎『食道楽 続篇』「春の巻」 「第八十一 石の吸物」 続き

 正確には「第八十二 金海鼠」の一節です。    ※  「此石には何の味も無いがよく捜して見ると鮎の卵が二つ三つ石について居ます、即ち今日の御趣向は鮎の卵のお吸物に在るのです」  (148~149/193)    ※  ・・・別に教訓を引き出そうとかそういう気はありません。こういう珍味佳肴的な趣味は、弦斎の好みではなかったと思うのですが・・・。

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絶対平和主義の彼岸

 「石の吸物」というからには、本当に無生物だけを食する話を期待してたんですけど。  後に軍備撤廃と木食断食を訴える人物だからといって、フライングで期待してはいけないという例です。そうなった時には小説家やめてるし。

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新興古書大即売展(於東京古書会館)

 金はないけどひまはある。ついでに問題意識もありまくる。そんな私に。    ※ 期間 2013/12/20~2013/12/21 場所 東京古書会館 千代田区神田小川町3-22  TEL:03-5280-2288(会期中のみ会場直通) 内容 他...

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ブタ

 実際の豚に白目はありませんし、小泉吉宏先生のように黒目だけ描く手法もありなんですけど、私は白目を入れる派です。豚とブタの差異を表象する記号ということで。

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やっぱり、弦斎は新聞で読まないと

 明治の新聞5年分となると、1日や2日では無理だとは思いますけど。リールのセットに毎回手間取るのです。大事な資料を傷つけないよう、あせらずに読めるとこまで読んでみます。

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村井弦斎「婦人の脳力には男子に異れる長所あり」(『婦人世界』1922年11月号)

 村井弦斎はいつから絶対平和主義に目覚めたのか。そして最終的にはどこにたどり着いたのか。  それを知るために、月刊『婦人世界』の連載をまとめ読みしてみた結果、こんなのが見つかりました。    ※  (豊臣秀吉は)天下を平定した後、初めて大陸に手を付けようといふ野心を生じて、その結果が朝鮮征伐となりましたけれども、これは天運に順応しない事ですから遂に失敗に終りました。...

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