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Channel: 核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ
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最後に出てくるミルク

 「一滴」という表記があること、「牛乳」という語は別の場所で使われていることから、粉ミルクでも牛乳でもなくコンデンスミルクに限定して調査してみます。ミルクだけにしぼって。

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1918年のコンデンスミルクの値段

   ※  大正7年(1918)5月、静岡県田方郡錦田村に錦田工場を建設し、原料用練乳および牛酪を製造していたが、つづいて練乳小缶森永ミルク(390グラム入り1缶50銭)を一般市場用として発売した。  (『森永乳業五十年史』森永乳業株式会社 1967 21ページ)    ※  思っていたよりも高価でした。45円の月給で1缶50銭か……。

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『谷崎潤一郎全集 第六巻』(中央公論社 1958)の伊藤整による解説

 吉野作造の「小さな王国」論を、「今や社会主義とか共産主義といふ事は、理論ではない、一個の厳然たる事実である。」まで引用した後に。    ※  この前年の大正六年十月に、ロシアの十月革命が成立してゐたのである。...

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小谷野敦・細江光編『谷崎潤一郎対談集―文藝篇』中央公論新社 2015  その3

 「春宵対談」谷崎潤一郎、和辻哲郎、後藤末雄(司会)。  『塔』1949年(昭和24)5月。    ※  後藤 バルザックみたいに社会組織の弊害とか社会悪というものを書いてみたいが、谷崎君は書く意志はない?  谷崎 僕はそういう意志はない。  (194ページ)    ※  ……ないですか。まあ、作者にそういう意図はなくても、作品から「社会」を抽出することは可能だと思います。  

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……ポテトチップスで100円は買えません。

 1977(昭和52)年のCM。実は私は当時見たわけではなく、ドラえもんの「ドラやきで100円は買えません」とかいうセリフで知りました。  社名と直接リンク先は伏せますが、検索すれば出てくるはずです。  このあたりの機微が、今回の論文のキモになりそうです。貨幣→商品。

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『谷崎潤一郎全集 第六巻』(中央公論社 1958)の伊藤整による解説 その2

   ※  個人の自由を原則として成立した資本主義制度は、その確立とともに、組織化された経済力として人間を支配し、その考へ方を人工的に変化させ、人間を組織の奴隷とする危険が起つてゐたのである。そしてこの危険は、もつと新しい統制経済を行ふ共産主義社会においても必ず起り得るものであり、現代社会の本質にある組織の非人間性につながるものであつた。...

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『幼少時代』(1956)より「小さな王国」 その1

   ※  「のつさん」の本名は篠田源太郎と云ひ、「のつさん」の称はその「篠田さん」から来てゐるのであるが、私たちは皆彼のことを、一種の畏怖と敬愛の念を以て「のつさん(踊り字)」と呼んでゐた。...

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『幼少時代』(1956)より「小さな王国」 その2

 谷崎潤一郎の小学生時代、リアル「小さな王国」にての紙幣。    ※...

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本日はお休み

 「小さな王国」にまつわる(あるいはまつわらないかもしれない)資料はまだあるのですが、今日はお休みします。  そもそも、反戦小説というわけでもないこの短編に私がなぜひかれたのか。当初は貨幣や権力についての原論めいたものが書けそうな気がしたわけですが、片々とした事実関係を追っているうちに見失いつつあるようです。今日は読む日ではなく考える日にしたいと思います。

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NEC、AIを使って名作文学をコーヒーにすることに成功! 人間失格やこころ、三四郎など

 ぶる速ーVIP様より。  http://burusoku-vip.com/article/454986886.html  作家を料理の味にたとえたのは村井弦斎の「文学魔界」ですが、コーヒーは予想外でした。これも批評の一形態でしょうか。

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安富歩『貨幣の複雑性』創文社 2000

 「ポテトチップスで100円は買えません」を理論武装できそうな書が見つかりました。    ※  マルクスの価値形態論は「単純な、個別的な、または偶然的な価値形態」から始まる。それは次のように簡単に表現される。        x量の商品A=y量の商品B、  または、        20エレのリンネル=1着の上着  マルクスはこの表式に等号を使用し、両辺の商品の価値が等しいことを示している。(略)...

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大澤信亮「小林秀雄」(『新潮』)が、

 2018年2月号までお休みだそうです。

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1917年補助貨の払底

 1円=100銭なのに、1円紙幣=小銭100銭ではない不条理。    ※  補助貨の払底はいよいよ激しく、もう一円紙幣で二十銭以下の買物は到底出来ず、両替屋へ行けば目玉の飛び出るような両替料を取られるという有様  (『中外商業』1917(大正6)年11月20日 引用は『大正ニュース事典 第三巻 大正6年ー大正7年』 毎日コミュニケーションズ 1989 254ページより)    ※...

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風邪気味。

 本日のブログはお休みします。

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コーヒー淹れ過ぎた。

 文学にたとえると渋江抽斎でしょうか。最後まで飲み通せるかどうか。

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風邪は少しよくなったものの

 眠れなくなりました。論文書くほど集中力は回復してないし。困ったものです。

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消戦。

 という言葉はないものかと検索してみましたが、私の想定していた意味での用例はないようです、「消火」と同じニュアンスでは。

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消戦隊、消戦活動、消戦術

 「消戦」から連想される語を並べてみましたが、それらのイメージを具体化する力は私にはありません。どなたか、完全非武装・非暴力の戦争阻止組織というアイディアを(とりあえずフィクション上でも)実現してくれないものでしょうか。ガンダムOOのソレスタルビーイングは、あれ自体が戦争の主体なので。第一話見た時点ではいい感じだったのですが……。

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【朗報】私氏、嬉しさに咽び泣く

 一時的に忙しくなるため、ブログの更新は滞りがちになるかと思います。ご了承ください。

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向坂逸郎『資本論入門』(岩波新書 1967) その5

 忙しくなる前に、「小さな王国」論に必要と思われる部分を引用しておきます。    ※  A商品x量=B商品y量 という方程式は、A商品x量は、B商品y量に等しい、ということを示している。いいかえると、A商品x量は、B商品y量に値するという関係を示している。この方程式をひっくり返えすと、  B商品y量=A商品x量...

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