前回に引き続き、王穎氏のご論文を紹介します。「江華島事件からみる福地源一郎の朝鮮論 : 『東京日日新聞』の社説を中心に 」(アジア地域文化研究 (12), 1-26, 2015 )。
1875(明治8)年に起きた日朝間の紛争、江華島事件。
征韓論の再燃もあったのですが、福地は「実益」を論拠に断固たる非戦論を主張しました。『東京日日新聞』の社説で彼ははっきりと「非戦」「非戦論者」という言葉を使っています。
これに限らず、福地の『東京日日新聞』社説は時代を先取りしたものが多いのですが、国会図書館でマイクロリールをぐるぐるしないと読めないのは惜しまれるところです。いまさら個人全集は無理でも、なんとかネットか活字媒体で読めるようにならないものでしょうか。
1875(明治8)年に起きた日朝間の紛争、江華島事件。
征韓論の再燃もあったのですが、福地は「実益」を論拠に断固たる非戦論を主張しました。『東京日日新聞』の社説で彼ははっきりと「非戦」「非戦論者」という言葉を使っています。
これに限らず、福地の『東京日日新聞』社説は時代を先取りしたものが多いのですが、国会図書館でマイクロリールをぐるぐるしないと読めないのは惜しまれるところです。いまさら個人全集は無理でも、なんとかネットか活字媒体で読めるようにならないものでしょうか。