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Channel: 核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ
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吉報か凶報か。

 また気長に待つ日々に入ります。

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今日は遊んでしまった。

 将軍になった気分を味わってみようと、『ギレンの野望 ジオン独立戦争記』なんてゲームで一日をつぶしてしまいました。ギレン総帥ではなくレビル将軍側で。同ゲームについてはいずれ「ゲーム(電源系)」の項で語りたいと思います。

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忠誠心とは何か。

 今やってるゲームでは直接指示を出すと忠誠が下がり、休暇を与えると忠誠が上るわけですが。  現実の人間にとっての忠誠心とは、むしろ自己実現、いい仕事をさせてもらったかどうかといったあたりに関わっている気がするのです。少なくとも私の乏しい経験では。  明日は『忠誠と反逆』をじっくり読んで、忠誠心について考えてみようと思います。

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丸山真男『忠誠と反逆』読み中。

 博覧強記ぶりに気押されつつも。

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また悪い癖が

 『忠誠と反逆』を読んでいるうちに、近代化言説についての別な論文が書きたくなりました。  当初の目的を忘れてはいけないので、芥川論をさっさと片付けることにします。

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悪い癖が出た。

 思いついた論文を書けるとこまで書くことにしました。いきづまったらまた芥川か谷崎に戻ることにして。  とりあえずの方向性を。    ※  影の近代化言説―福地桜痴の平和論を題材に                            菅原 健史  はじめに―近代化言説の光と影、福沢諭吉と福地桜痴 ・明治における一般的な「近代化言説」の例、福沢諭吉を中心に。...

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『忠誠と反逆』自体に異議はないけど……。

 「自我の内面における忠誠構造からいうと、非戦論者の「志士仁人」は無関心派と鋭く切れて、むしろある種の(引用者注 「ある種の」に傍点)主戦論者(たとえば山路愛山や『日本新聞』同人など)に近く位置するのである」(丸山真男『忠誠と反逆』一九六〇 引用は岩波書店『丸山真男集 第八巻』 一九九六 二五七ページより)...

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福沢諭吉『福翁百余話』より「立国(十一)」

 福沢諭吉が日清戦争を論じた「文野の戦争」は有名ですが、彼は平和主義をどのように見ていたのか。  あまり引用されない一節を紹介します。平和主義という語は使われていませんが、「一視同仁」「大同の主義」がそれにあたると思われます。     ※...

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またまた書庫増設

 「近代化言説」の項を設けました。今回はいつもの作品論ではなく、広い視野からの論文を目指します。

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福地桜痴〔欧州文明ノ一本質〕より 西洋文明批判

 戦争にあけくれる西洋文明に対し、福地桜痴はどのような態度を表明していたか。  ギゾーがフランスを文明の集点(原文のまま)なりとし、多くの論者がそれに同意していることに対して、フランスの度々兵乱にあけくれる歴史を指摘して。    ※  而して其の所謂文明とは、何を指して文明と名け、何を認めて文明の最極とする乎。凡そ欧州大陸に於て国民が泰平の澤に浴する能はざるは仏国より甚だしきは莫し。...

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福地桜痴「帝国社会主義」より 西洋文明の不平等への批判

 福地桜痴の西洋文明批判は、戦争に対する批判のみにとどまりませんでした。  今度は一九〇一(明治三四)年。近代化がもたらす貧富の不平等に対して、社会主義の主張が日本でも起こり始めた頃。ドイツ語を読めず、マルクスを読んだ形跡もない桜痴も、自分なりに社会主義について考えていました。...

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福沢諭吉『文明論之概略』「西洋の文明を目的とする事」

 福沢諭吉が戦争を「世界無上の禍」と断じた文章。そこまではいいのですが、問題はそのあとです。  近代デジタルコレクションより、岩波文庫版から引用しました。  世界各国を「野蛮」「半開」「文明」に三分した文章の後に。     ※  戦争は世界無上の禍なれども西洋諸国常に戦争を事とせり盗賊殺人は人間の一大悪事なれども西洋諸国にて物を盗む者あり人を殺す者あり...

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福地桜痴を罵倒する夏目漱石

 昨日はつい福沢諭吉の悪口を書いてしまいましたが、対する福地桜痴が欠点のない人物だったかというと、そんなこともないわけで。色々とやらかしています。批判すべき点も、実際に批判されることも多い人物です。  以下、菅原健史『明治の平和主義小説』にも引用した、夏目漱石書簡の一部より。       ※   (一九〇六年)二月七日...

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福沢諭吉「華族を武辺に導くの説」

 福沢諭吉全集の無署名論説、特に脱亜入欧関係の論説は、福沢の真筆であるかどうかがしばしば論争になっていまして。私に真贋を見抜く能力などないので、今後福沢を扱う時は署名ありに絞ろうと思います。  今回引用する「華族を武辺に導くの説」は、福沢諭吉の署名と印入りで岩倉右大臣にあてられた文書。これなら弟子の代筆とは言うまいな。    ※...

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福沢諭吉の日清戦争観

 福地桜痴も勝利の報を聞いて「快哉!」とか叫んだそうですが。     ※  日清戦争など官民一致の勝利、愉快ともありがたいとも言いようがない。命あればこそコンナことを見聞するのだ、前に死んだ同志の朋友が不幸だ、アア見せてやりたいと、毎度私は泣きました。実を申せば日清戦争なんでもない。ただこれ日本の外交の序開きでこそあれ、ソレホド喜ぶわけもないが、そのときの情に迫れば夢中にならずにはいられない。...

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福地桜痴の『東京日日新聞』論説

 『近代文学研究叢書 8』をもとに、戦争や文明論に関わる論説をリストアップしてみました。     ※ 東京日日新聞 明治9(1876),6、23~27 トルコ廃帝、ヨーロッパ文明進歩の総論 同 明治10(1877)、10,10~12 欧州文明之一本質 同 明治11(1878)、4,5 万国公法は争利世界に行はるべき乎 同 明治11、5,24 政治は道理に由るべき乎将た輿論に従うべき乎 同...

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福沢諭吉『学問のすすめ』より 西洋の貧富不均等への批判

 福沢諭吉も単純な西洋心酔者ではないので、とり入れてはいけない例も示していました。    ※  西洋の文明もとより慕うべし。これを慕いこれに倣わんとして日もまた足らずといえども、軽々これを信ずるは信ぜざるの優に若かず。彼の富強はまことに羨むべしといえども、その人民の貧富不平均の弊をも兼ねてこれに倣うべからず。  福沢諭吉『学問のすすめ』 『日本の名著33 福沢諭吉』 一三四ページ    ※...

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玄関大和の主砲!

 国力の底上げを考えずに、軍備だけを増強することはできないという近代化言説の文脈で。    ※  譬えば裏表に戸締りもなくして家内狼藉なるその家の門前に、二十インチの大砲一座を備うるも盗賊の防御に適すべからざるがごとし。  福沢諭吉『文明論の概略』 一八七五 中央公論社『日本の名著33 福沢諭吉』 一九六九 二二六ページ    ※...

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戦争がないのは惰弱の証拠?

 諭吉の悪口を書けば、諭吉が逃げる。かもしれませんが、書かずにはいられないので。  『文明論之概略』中、日本仏教がいかに政府の威力に依存してきたか(そこまでは同意)、西洋のような独立心に乏しいかを長々と書いた後に。    ※...

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福沢諭吉『通俗国権論』「外戦やむを得ざること」

 福沢諭吉よりもっとひどい国粋主義者や侵略主義者もいまして、福沢はむしろ穏健な部類でした。  しかし、「侵略主義者としては穏健な部類」だからといって、平和主義者にはならないことは確かです。    ※  一国の人心を興起して全体を感動せしむるの方便は外戦に若くものなし。(略)今日に至りても世上に征韓の論あるは、日本の人民が百千年の古を思い出してその栄辱を忘れざるの証なり。(略)これ(引用者注...

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